536,870,912から536,870,911までの範囲となる。
floatは、正および負で4.8E
38から3.8E38までの範囲を表現でき、
その有効数字は、十進数で約6桁すなわち浮動小数点誤差は1/1,000,000程度である。
数値は、いつもオブジェクトでなくポインタで表現される。 これは、EusLispのオブジェクト指向の唯一の例外事項である。 しかしながら、数値は決してヒープメモリを無駄にすることがないため、 数値を扱うアプリケーションでは、ガーベージコレクション の原因とならず有効に動作する。
EusLispは、文字型を持たないため、文字列はintegerで表現される。
文字コード表と無関係なプログラムを書くためには、
#\ 読みだしマクロが役に立つ。しかし、文字が読まれるとき、
数値表現に変換されるため、プリンタは
#\ の表記法に対してどのように再変換すればよいのか解らない。
数値は、図
のlong wordの中に2つのtagビットを持っている。
それで、数値計算に使用するときは、シフトまたはマスクすることにより
このビットを消す必要がある。
integerは数値シフトによりMSBの2ビットを無視し、floatはマスクにより
LSBの2ビットを無視する。
VAXのようなアーキテクチャのためにByte swapも必要である。なぜなら、
意味を持つ最小の大きさのByteとして右端の1Byteが使用できないためである。