近年UNIXは、キーインデックスファイルの管理のためにdbmあるいはndbm
ライブラリを提供する。このライブラリを使用することにより、
キーとデータの組みで構成されるデータベースを構築することができる。
以下に示す関数は、clib/ndbm.cに定義されている。
Sunにおいて、そのファイルは、cc -c -Dsun4 -Bstaticでコンパイルし、
(load "clib/ndbm" :ld-option "-lc")でEuslispにロードすること。
dbm-open dbname mode flag [関数]
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dbm-openは、データベースファイルを作るときと、そのデータベースに読み込み/書き込み
をするとき、最初に呼び出されなければならない。
dbnameは、データベースの名前である。
実際に、ndbm managerは".pag"と".dir"の拡張子を持つ
2つのファイルを作成する。
modeは、ファイルのオープンモードを指定する。0は読み込み専用、1は書き込み専用、
2は読み書き用を示す。また、最初にファイルを作成するときは、#x200を論理和すべきである。
flagは、chmodで変更されるアクセス許可を与える。
#o666あるいは#o664が、flagに適している。
dbm-openは、そのデータベースを確認するための整数を返す。
この値は、他のdbm関数によってデータベースを確認するために使用される。
言い換えれば、同時に幾つかのデータベースをオープンすることができる。
dbm-store db key datum mode [関数]
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keyとdatumの組み合わせをdbに蓄積する。
dbは、データベースを確認するための整数である。
keyとdatumは文字列である。
modeは0(挿入)あるいは1(置き換え)のどちらかである。
dbm-fetch db key [関数]
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dbの中のkeyに関連付けられているデータを呼び出す。
2016-04-05