lu-decomposeとlu-solveは、線形の連立方程式を
解くために用意されている。
最初に、lu-decomposeは行列を下三角行列を上三角行列に分解する。
もし、行列が特異値なら、lu-decomposeはNILを返す。
そうでなければ、lu-solveに与えるべき順列ベクトルを返す。
lu-solveは、与えられた定数ベクトルの解をLU行列で計算する。
この手法は、同じ係数行列と異なった定数ベクトルのたくさんの組に対して
解を求めたいときに効果的である。
simultaneous-equationは、1つの解だけを求めたいときにもっとも
手軽な関数である。
lu-determinantは、LU分解された行列の行列式を計算する。
inverse-matrix関数は、lu-decomposeを1回とlu-solveをn回
使って逆行列を求める。
3*3行列での計算時間は約4msである。
lu-decompose matrix &optional result [関数]
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matrixにLU分解を実行する。
lu-solve lu-mat perm-vector bvector [result] [関数]
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LU分解された1次連立方程式を解く。
perm-vectorは、lu-decomposeで返された結果でなければならない。
lu-determinant lu-mat perm-vector [関数]
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LU分解された行列の行列式を求める。
simultaneous-equation mat vec [関数]
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係数がmatで、定数がvecで記述される1次連立方程式を解く。
inverse-matrix mat [関数]
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正方行列matの逆行列を求める。
pseudo-inverse mat [関数]
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特異値分解を用いて擬似逆行列を求める。
2016-04-05