文字と文字列

EusLispには、文字型がない。 文字は、integerによって表現されている。 ファイル名を現わす文字列を扱うためには、 [*]節に書かれているpathnameを使うこと。



digit-char-p ch [関数]

もしch# $ \backslash$0# $ \backslash$9ならTを返す。


alpha-char-p ch [関数]

もしch# $ \backslash$A# $ \backslash$Zまたは # $ \backslash$a# $ \backslash$zなら、Tを返す。


upper-case-p ch [関数]

もしch# $ \backslash$A# $ \backslash$Zなら、Tを返す。


lower-case-p ch [関数]

もしch# $ \backslash$a# $ \backslash$zなら、Tを返す。


alphanumeric-p ch [関数]

もしch# $ \backslash$0# $ \backslash$9# $ \backslash$A# $ \backslash$Zまたは # $ \backslash$a# $ \backslash$zなら、Tを返す。


char-upcase ch [関数]

chを大文字に変換する。


char-downcase ch [関数]

chを小文字に変換する。


char string index [関数]

stringindex番目の文字を返す。


schar string index [関数]

stringから文字を抜き出す。 stringの型が明確に解っていて、型チェックを要しないときのみ、schar を使うこと。


stringp string [関数]

stringがバイト(256より小さい正の整数)のベクトルなら、Tを返す。


string-upcase str &key :start :end [関数]

strを大文字の文字列に変換して、新しい文字列を返す。


string-downcase str &key :start :end [関数]

strを小文字の文字列に変換して、新しい文字列を返す。


nstring-upcase str [関数]

strを大文字の文字列に変換し、元に置き換える。


nstring-downcase str &key :start :end [関数]

strを小文字の文字列に変換し、元に置き換える。


string= str1 str2 &key :start1 :end1 :start2 :end2 [関数]

もしstr1str2と等しいとき、Tを返す。 string=は、大文字・小文字を判別する。


string-equal str1 str2 &key :start1 :end1 :start2 :end2 [関数]

str1str2の等価性をテストする。 string-equalは、大文字・小文字を判別しない。


string object [関数]

objectの文字列表現を得る。 もしobjectが文字列なら、objectが返される。 もしobjectがsymbolなら、そのpnameがコピーされ、返される。 (equal (string 'a) (symbol-pname 'a))==Tであるが、 (eq (string 'a) (symbol-pname 'a))==NILである。 もしobjectが数値なら、それを文字列にしたものが返される (これはCommon Lispと非互換である)。 もっと複雑なオブジェクトから文字列表現を得るためには、 最初の引数をNILにしたformat関数を用いること。


string$ <$ str1 str2 [関数]



string$ <=$ str1 str2 [関数]


string$ >$ str1 str2 [関数]


string$ >=$ str1 str2 [関数]
str1str2を先頭から順番に比較して、比較演算が成立した位置 を返す。もし、成立しなければ、NILを返す。文字の比較は、その文字のコードに に対して行なわれるため、A$ <$Zである。。


string-left-trim bag str [関数]



string-right-trim bag str [関数]
strは、左(右)から探索され、もしbagリスト内の文字を含んでいるなら、 その要素を削除する。 一旦bagに含まれない文字が見つかると、その後の探索は中止され、 strの残りが返される。


string-trim bag str [関数]

bagは、文字コードの列である。 両端にbagに書かれた文字を含まないstrのコピーが作られ、返される。


substringp sub string [関数]

sub文字列がstringに部分文字列として含まれるなら、Tを返す。 大文字・小文字を判別しない。




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2016-04-05