パス名

パス名は、OSに依存しないようにファイル名を解析あるいは構成する方法として 与えられるものである。 典型的なパス名は、次のような構成で成り立っていると仮定されている。 host:device/directory1/.../directory-n/name.type.version。 Euslispは、UNIXの上で動作している限り、ホスト・デバイス・バージョンを無視する。 pathname関数は、文字列をディレクトリ要素・名前・型に分解し、パス名 オブジェクトを返す。そのパス名は、#Pを先頭につけた文字列として表示される。



pathnamep name [関数]

もしnameがパス名ならば、Tを返す。


pathname name [関数]

nameはパス名または文字列で、パス名に変換される。 最後の名前がディレクトリ名を示すためにnameの最後に"/"をつけることを 忘れないこと。 逆変換はnamestringで実現される。


pathname-directory path [関数]

pathからディレクトリ名のリストを返す。 "/"ディレクトリは:ROOTと表現される。 pathは、文字列あるいはパス名である。


pathname-name path [関数]

pathからファイル名の部分を返す。 pathは、文字列あるいはパス名である。


pathname-type path [関数]

pathからファイルの型の部分を取り出す。 pathは、文字列あるいはパス名である。


make-pathname &key :host :device :directory :name :type :version defaults [関数]

directiory,nametypeから新しいパス名を作る。 UNIX上では、他のパラメータは無視される。


merge-pathnames name &optional (defaults *default-pathname-defaults*) [関数]



namestring path [関数]
pathの文字列表現を返す。


parse-namestring name [関数]


truename path [関数]
pathで名前付けされているファイルの絶対パス名を見つける。


2016-04-05