シリアルリンクマニピュレータを対象とし,
運動量・角運動量ヤコビアンを導出する.
運動量・原点まわりの角運動量を各関節変数で表現し,
その偏微分でヤコビアンの行を計算する.
第関節の運動変数をとする.
まず,回転・並進の1自由度関節を考える.
ここで,
は
AddMassProperty関数に第関節の子リンクより
末端側のリンクのマスプロパティを与えたものであり,
実際には再帰計算により計算する17.
これらを
で割ることにより
ヤコビアンの各列ベクトルを得る.
これより慣性行列は次のように計算できる.
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(34) |
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(35) |
ここでは,全関節数をとした.
また,ベースリンクは
直動関節,,軸,
回転関節,,軸を
もつと考え整理し,次のようになる.
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(36) |
これを用いて重心まわりの角運動量・運動量は次のようになる.
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(37) |
ここで
ヒューマノイドの全質量,
重心位置
,
慣性テンソル
は次のように
全リンクのマスプロパティ演算より求める.
2016-04-05